三宮駅からフラワーロードを海側へまっすぐ歩いて約15分。そこには前時代的で巨大な建物が見えてきます。ここが神戸税関本関(1927年竣工)です。
貿易業界に身を置く私でも本関は足を踏み入れることはほとんどないため、年に数回開催される一般公開の日にお邪魔してきました。
ちなみに夜の神戸税関本関はこのようにライトアップされています。(2020年2月撮影)
なお、税関のメインの建物は「本館」とは書かず「本関」と表記するのが正しいので、当サイトでも「本関」とします。。(2024年5月撮影)
※税関前の道路標識では「税関本庁」となってますが…😓
現在の神戸税関の建物は1927年に竣工した2代目庁舎が原型。1995年の阪神・淡路大震災で2代目庁舎が被災。現在の庁舎は震災による崩壊箇所の修理と増築した3代目です。設計のコンセプトは「船」。
2024年5月には、税関の海側の広場に「PORT OF KOBE」のモニュメントが設置されました。このモニュメントはリニューアル前のポートタワーの屋上に取り付けられていたものです。
入口では税関イメージキャラクターのカスタム君が出迎えてくれました。普段は広報展示室にいます。
玄関ホール。この重厚さから映画やドラマのロケ地としても使われることがあります。ここに来たことはなくても、見たことがある人もいるかも。
円形の吹き抜けにも圧倒されます。
2階から玄関ホールと吹き抜けを見通してみました。
中庭側からみたエントランス
ちなみに神戸税関は1873年に開設されましたが、もともとは現在の場所から西へ200mほどの場所にありました。現在、そこには神戸地方合同庁舎が建っています。
※公式サイト:神戸税関