とも姐の神戸散歩

デザイン・クリエイティブセンター神戸

公開 : 2020/1/26 , 写真追加 : 2020/4/19

建物 » 内部

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所

日本一短い国道・国道174号線沿いにある巨大なレトロ建築。デザイン・クリエイティブセンター神戸です。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所

夜のデザイン・クリエイティブセンター神戸。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所

愛称は「KIITO」。デザイン・クリエイティブセンター神戸は2棟の生糸検査所として使われていた建物で構成されています。

玄関の上部には蚕をあしらった装飾がされています。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所

正面玄関は国道174号に面する旧神戸市立生糸検査所(デザイン・クリエイティブセンター神戸旧館)にあります。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所

1927年竣工。当時、日本の生糸の輸出の3割を神戸港が占めていたこともあり、神戸税関の真向かいに建てられました。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所 デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所

設計は御影公会堂帝国信栄ビルなどを手がけた清水栄二によるものです。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧神戸生糸検査所

向かいの神戸税関本関の窓ガラスに映る旧神戸市立生糸検査所。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧国立生糸検査所

1931年には生糸検査は国営事業となり、神戸市立生糸検査所は農林省に移管されました。

その翌年の1932年には旧神戸市立生糸検査所の東隣に国立生糸検査所(デザイン・クリエイティブセンター神戸新館)も建てられました。いかに神戸港が生糸輸出の拠点であったかがうかがい知れます。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧国立生糸検査所

ヨーロッパで撮った写真と言っても通用しそうな、堂々たるゴシック風な建物です。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧国立生糸検査所

晴れの日に撮ると絵はがきのよう…かな。塔から伸びているのは東遊園地の裏側にある関西電力神戸営業所の尖塔。
左端には神港貿易会館、そして神戸税関の屋上部分、右端には神戸市役所も見えます。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧国立生糸検査所

設計は海外移住と文化の交流センター(旧国立移民収容所)などを手がけた置塩章おしお あきらによるものです。

デザイン・クリエイティブセンター神戸 旧国立生糸検査所

2007年頃には所有していた農林水産省の外郭団体が、これらの建物を売却する方針が示されます。

翌年、神戸市はユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定され、その拠点として旧神戸生糸検査所を活用する計画が持ち上がり、市が土地建物を購入。2012年にデザイン・クリエイティブセンター神戸としてオープンしました。

では、中に入ってみましょう!

※公式サイト:デザイン・クリエイティブセンター神戸

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