デザイン・クリエイティブセンター神戸(以下「KIITO」と表記)の玄関は国道174号線沿いの旧館(旧神戸生糸検査所)側にあります。
KIITOは、現在、デザインやアートにまつわるイベントやレンタルオフィスなどの総合的施設として活用されています。
玄関横の階段。親柱が特徴的。やっぱりこれも蚕をイメージしているのでしょうか。片側だけしか撮っていませんが、実は玄関の両側に同じデザインの階段が左右対称で設置されています。
階段に上がって振り返ってみると、この床の模様に圧巻。この模様に点字ブロックも調和されています。
ちなみに2階は、三宮再整備のために一時的に移転した神戸市立三宮図書館が入居しています。
そして2階の階段
生糸検査所ギャラリー。生糸検査所時代の機械、道具を展示しているスペース。実はここは休館日以外はいつでも無料で見に来れます。
そして神戸モダン建築祭で公開された、通常非公開の北玄関。
手すりに透かし模様も生糸に関するものなのでしょうか。メカニックぽいです。
では階段下りてみましょうか…って、地下がふさがれとぉやん!
(ここを訪れた人はみんな同じツッコミを入れてました)
玄関の天井
普段、天井を見上げることはないのですが、そんな気付かないところに精密な装飾がモダニズムの粋ですね。
新館(旧国立生糸検査所)3階の廊下。
KIITOは、2棟の巨大な建物で構成されていることもあって、中は広大です。1階には大きなホールがあり、いつ訪れても、何かのイベントが開かれています。
学校の教室のような会議室。
窓から向かいの神戸税関本関(1927年竣工)を望みます。
実は神戸市立の生糸検査所とは同級生。約96年前も、この窓から同じ景色が見えたはずです。そして両方の建物の間には日本一短い国道・174号線が通ります。
※公式サイト:デザイン・クリエイティブセンター神戸