とも姐の神戸散歩

神戸税関

貴賓室・特別会議室

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公開 : 2018/07/01 , 写真追加 : 2023/3/12

神戸税関

神戸税関本関の2階へ上がってきました。廊下の床のタイルが食欲をそそり…ではなく、ユニークですね。

2階には皇族来訪のために作られた貴賓室や、そして今も使われている会議室などがあり、普段は立ち入ることができません。ただし年に数回だけ一部が一般公開されています。

神戸税関 貴賓室

ここは世が世なら、私のような下々の人が立ち入ることができない貴賓室。皇族のためだけに作られた部屋といわれ、昭和天皇が神戸を訪れた時には、この部屋でくつろいでいたそう。
天井、ドア、机、イス、何もかもが重厚仕様で圧倒されます。部屋の空気も違うような気がしてきます。

神戸税関 貴賓室

席の背後に回ってみました。机には天井の照明と縁取りの模様が映り込んでいます。昭和後期から阪神・淡路大震災までは、この部屋は税関長室として利用され、震災後は復旧工事を経て、現在は「元貴賓室」として保存されています。

神戸税関 貴賓室

席から見た風景。正面の壁にあるのはなんでしょうか。絵でも飾られていたのかもしれませんね。

神戸税関 貴賓室

席の裏手には貴賓室の化粧室があります。まずは手洗い場。鏡に映っているのはトイレの扉。皇族方がここを使っていたと思うと感慨深いですね。

ちなみに個室トイレは2部屋ありました。

神戸税関 貴賓室

化粧室の窓からの景色。当然ながら、窓の向こうは日本一短い国道・174号線。

神戸税関 貴賓室 神戸税関 貴賓室

化粧室の扉。見てもらいたいのは、この飾りガラス。精巧な草花の模様が施されています。もし、これを割ったりしたものなら、今では取り返しが付かないかも。

神戸税関 廊下

海側の廊下。この部分はリノベーションされていて、近未来的な雰囲気を感じます。

神戸税関 特別会議室

特別会議室の扉に施された花のレリーフ。

神戸税関 特別会議室

そして部屋の中からみた扉と板チョコのような壁面。会議室にここまで凝った装飾をするのかというぐらい贅をこらしています。

神戸税関 特別会議室

柱にまでこんな装飾が…これが、1927年当時の大蔵省の所管である税関の建物。
もし今、同じような建物を造ったとしたら、税金の無駄遣いだのなんだのと言われていたことでしょう(私は言うかも

神戸税関 特別会議室

会議室の窓から見えるのは、神戸税関本関と同じ年に建てられた旧神戸市立生糸検査所(1927年竣工)。つまり、今も、窓からは竣工当時と同じ景色が見えているわけですね。

※公式サイト:神戸税関

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