神戸税関の玄関ホールの左側の廊下を進むと「広報展示室」があります。その名の通り、税関の役割、密輸の実態から覚醒剤が人に与える影響などを知ることができます。結構、見応えがあります。
ちなみに日本には沖縄地区税関も含めて9か所の税関があり、通関・関税業務や密輸品のチェックなどを行っています。そのうち神戸税関は兵庫県と山口県を除く中国地方と四国を管轄しています。意外に広域であることに驚かされます。
一般の人にとって税関を身近に感じることがあるとすればコピー商品の上陸阻止ではないでしょうか。ここでは実際に持ち込まれようとしたコピー商品と真正品を目利きすることができます。
そして覚醒剤、麻薬、拳銃などの密輸の方法…ではなく手口に関する方法も学べます。北朝鮮からシジミの輸出品に見せかけて覚醒剤が持ち込まれた状況の模型や、覚醒剤による薬物汚染に関する展示もありました。
ワシントン条約違反で押収されたライオンの剥製も…。
歴代の神戸税関の建物の模型も展示されています。写真は2代目のもの。現在の建物とほとんど変わっていないようにも見えますが、比べてみると中庭の後方が増築されていることがわかります。
最後はパンフレットにカスタム君の記念スタンプ!。
※公式サイト:神戸税関広報展示室