公開 : 2021/11/21 , 写真追加 : 2022/10/9
新開地一丁目商店街は新開地商店街のもっとも山側に位置する商店街。よく見ると、この商店街、緩やかな坂道になっています。
実はこの商店街、2017年に放送された「ブラタモリ神戸編」でタモリさんも歩かれた由緒ある商店街(坂道)なのです。明治時代初期、この辺りに湊川が流れており、この商店街は川の西側の堤防でした。また当時の湊川は天井川、つまり住宅地よりも高いところを川が流れていました。
明治時代初期、政府は神戸に住み着いた外国人と地元の人とのトラブルは避けたかったことから、湊川を「壁」にして、意図的に当時、人があまり住んでいなかった川の東側へ外国人を住まわせました。
しかし貿易港として発展する神戸は人口が急増。都市の発展に天井川が邪魔になることから湊川は埋め立てられ、堤防も斜めに削られました。
そして、削られた堤防跡に作られた土地が「新しく開かれた土地」つまり「新開地」となりました。
この商店街のキャラクター。ピカソの絵みたいですね。
人通りが少ないときにはアーケードの向こうに大楠公像を見据えることができます。