公開 : 2021/11/21
新開地も綺麗な町並みになったとはいえ、たまに遺跡のようなものが見つかります。その一つがこの三和ホテル(1950年代後半竣工)。
ホテルなのに1泊1,550円で泊まれるなんてリーズナブル!ホテルを名乗ってますが、いわゆる簡易宿泊所(ドヤ)ですね。
高度経済成長期、神戸には全国から多くの日雇い労働者が集まり、新開地には、その労働者たちが泊まるための簡易宿泊所が50軒以上もあったそうです。
そして、ドヤ街だった新開地で唯一現存する宿泊所が、この三和ホテル。ちなみにこの建物内には1畳ほどの部屋が138部屋もあるそうです。その部屋数だけでも、新開地には昔はどれだけ人びとの集まってきていたかが、うかがえます。
※参考サイト:兵庫おでかけトピック「異世界の入り口か 1泊1100円の宿泊所 扉の結束バンド切って入室すると…」