1932年竣工のモダンビル六甲山上駅の屋上は天覧台と名付けられた展望台になっています。
ご覧の通り、神戸市街地を上から目線で見下ろせるのですが、天気がよくなかったのが残念。そして手前にはリアルな鳩のモニュメントが…何かを意図していると思うのですが、その下の説明板はボロボロで読み取ることはできませんでした。
そして、眼下の山腹に何やら建物が見えますね。ズームしてみましょう。
その建物にはロープウェイが止まってました。しかも「回送」。ロープウェイに回送なんてあるのか…と思いつつ、このロープウェイの素性を調べてみました。
これは、六甲有馬ロープウェー表六甲線の表六甲駅。2004年12月に事実上廃線となったロープウェイの駅です。
かつては、ここからロープウェイで六甲山頂駅を経由して有馬温泉へ行くことができました(六甲山頂駅から有馬温泉行きのロープウェイは営業中)。
「南の島」ことポートアイランドと神戸空港島。
手前の街並みは灘区、中央区。この写っている市街地だけで約25万人ぐらいが住んでいると思われます。
もう一つの南の島・六甲アイランド。手前の市街地は東灘区。
六甲アイランド沖の人工島はフェニックスセンター神戸沖埋立処分場。もともと阪神淡路大震災で発生したがれきを埋め立てる目的で作られた人工島。現在も廃棄物を受け入れています。
展望台では定番・望遠鏡(要課金)で神戸市街地の空中散歩も楽しめます。そして、この手すりは長田工業高校の高校生が作ったんですねぇ。2006年施工ということは、これを作った高校生は今やアラサーですね。
六甲山上バスの停留所。六甲山上バスは六甲有馬ロープウェー表六甲線のあとを受け継ぎ、ロープウェイの六甲山上駅までの観光地を結んでいます。
※公式サイト:六甲ケーブル