神戸市街地から六甲山を目指すには、公共交通機関では、まずケーブルカーに乗ります。市街地側の六甲ケーブル下駅は、標高244.2mの場所にあり、下の駅とはいえ、けっこうな高さの場所にあります。
ちなみに私はJR六甲道駅から市バスでここまで来ましたが、開業当初は阪神御影駅から六甲山を越え、有馬温泉まで結ぶ壮大な路線が計画されていたそうです。でも費用面から実現することはありませんでした。
ケーブルカーに乗るのは小学生以来、○年ぶり。この斜めってる車両を見ると「これから六甲山に登るぞー」とテンションが上がります。
六甲ケーブルは1932年に開業。六甲ケーブル下駅から六甲山上駅の約1,690mを約10分で結んでいます。その高低差は493.3m。勾配は最も急なところで26.4°もあります。
車両は2両編成。乗客のほとんどは先頭車両に乗り込みますが、私はここまで来て混雑に巻き込まれたくないので後ろの車両に乗りました。後ろは、この通り、がら空き。
窓に目を向けると、ちょうど上から下りてくるケーブルカーとすれ違った瞬間でした。ここだけが複線です。
おまけ写真。六甲ケーブル下駅の前にあった団地の給水塔。錨が描かれていました。
※公式サイト:六甲ケーブル