公開 : 2022/2/20
いきなり「LOVE」の文字。ここは何だと思いますか?
なんと板チョコをモチーフにした神戸市バスのバス停。阪神御影南口バス停です。
なぜ、このバス停は板チョコ型なのかというと、日本にバレンタインデーの風習を持ち込んだチョコレートメーカー・モロゾフ本社の最寄りのバス停だからだそう。
ちなみに日本におけるバレンタインデーの起源は、モロゾフが1936年にバレンタインデー用のチョコレートの広告を英字新聞に発表したことにちなむそう(諸説あり)。
よく見るとこのバス停の向かい側には歯医者さんがあるみたいですね。チョコを食べ過ぎてもアフターケアもバッチリです。
また阪神御影前の広場には「バレンタイン広場」と名付けられ、聖バレンタイン教会があるイタリア・テルニ市公認の広場だそうです。駅前にはテルニ市長のメッセージの碑もあります。
バレンタイン広場の片隅にある御影道標。
1913年、兵庫県により、当時の武庫郡御影町の道路元標として建てられたもの。神戸、西宮、尼崎までの距離が記されています。
神戸で道路元標といえば西元町に兵庫県里程元標がありますが、その里程元標には御影までの距離は「貳里五丁九間参分」(約8km)と刻まれています。そして、この元標を見ると、神戸の距離は(上部は欠けてますが)「貳里五丁九間参分」。当たり前ですがぴたりと一致しています。
※現在の兵庫県里程元標は、もともとの場所から東へ300mほどの場所に移設されているため、正しい距離を示していません。