公開 : 2021/2/11
高架下商店街といえば、元町や三宮が有名ですが、御影にも高架下商店街があります。その名も御影市場。阪神御影駅の真下から高架下を西へ延びる、およそ150mほどの商店街です。
透き通った水が湧き出る「沢の井」のすぐそばにあることから「旨水館」という別名もあります。写真では見切れていますが、左端に沢の井があります。
商店街の入口上部の窓。よく見ると牛の群れが見えますね。
元町や三宮の高架下とは違って、庶民的な町の商店街が高架下に広がります。
その歴史は古く、1920年に御影駅前で開業した「御影中西市場」がルーツだそう。当時、阪神電車は路面を走っていたことから、どこにでもある町の商店街だったと思われます。
1935年に阪神電鉄が高架化され、同時に「御影中西市場」が高架下へ移転して、現在の形態となったとのこと。開業100年以上の歴史ある商店街です。
しかし「中西市場」って、春日野道の中西市場とは何か関係があるのでしょうか?
商店街の途中…つまり高架下にある稲荷神社。
写真では隠れていますが鳥居の額には「正一位稲荷大神」という偉そうな…いや、位の高そうな文字が入っています。でも、その由来を示す物は見当たりませんでした。
商店街の途中にある横断歩道。どことなく元町高架下の風景に似てます。
謎の展示スペース。これらはいったい何なんでしょうか?
しかも、柱時計の下には「時計が盗まれたので、早く返せ」という旨の貼り紙があり、シュールな空間になっています。
御影市場をガードの外から見てみると、このような街並みが広がります。
※公式サイト:阪神御影市場「旨水館」