公開 : 2019/7/27 , 写真追加 : 2023/8/5
阪急春日野道駅前という好立地にある中西市場。
「明るく買いよい」と書かれた看板がありますが…暗いし、店は開いてないし…。現在営業中のお店は大通りに面した店だけで、市場の奥はシャッター通り商店街となっています。
なお、写真左側の「広島屋菓子舗」は撮影した日は、たまたま定休日。春日野道界隈では知らない人はいない和菓子の名店です。
日を改めて、市場の中に潜入してみました。
「年末年始消防特別警戒実施中」のポスターが貼られていますが、撮影したのは2020年2月。。。
「ひまわり賞 主婦のお買物天気図優良小売市場」だそうです。
市場の南側に鎮座していた石の招き猫。
民話の里ふきあいの「市の猫」に登場する“テツ”という猫です。三日月の傷があれば「小鉄」とか「月の輪の雷蔵」という名前だったかもしれません…それはさておき、碑文を読むと「招き猫と市場の始まりとか…」と書かれていますが、この中西市場の状況を、招き猫テツはなんと思っているのでしょうか。
「民話の里ふきあい」といえば民話にちなんだデザインマンホールがあるはずですが、大日商店街、中西市場では見つけることができませんでした。
[2023年7月撮影]
山側の入口。昭和レトロ感があります。
実は中西市場は2023年、開業100周年の記念すべき年かもしれないのです。
その根拠として「国会図書館レファレンス協同データベース」で中西市場の歴史が掘り下げられていました。
このデータベースによると中西市場のルーツは大正12年(1923年)の『神戸市市場地図』に登場する「中西小路」ではないかとのこと。当時、割塚通七丁目に約40件の店の集まりが確認できるとのこと。
しかし、開業100周年のはずなのに、特にイベントがあるかのような雰囲気はありませんでした。