公開 : 2020/5/5
神戸市民の多くが乗ったことがなく、市長にも「失敗」と言わしめる地下鉄海岸線の東のターミナル「三宮・花時計前」駅。
駅名に「三宮」を冠し、国際会館の地下に位置し、地下街「さんちか」とも接続しているにも関わらず、神戸市民としてあまり乗る機会はないのではないでしょうか。
三宮といいつつ三宮町にはなく(他の三宮駅・三ノ宮駅もそうですが…)、「花時計前」を名乗るものの、今や花時計の前でもなければ、最寄り駅でもありません。もはや駅名は虚構となっています。
※ちなみに、仮移設されている「こうべ花時計」の、最寄り駅はポートライナーの「貿易センター」駅です。
普段は閑散としています。ただ沿線にはサッカーJ1「ヴィッセル神戸」の本拠地・ノエビアスタジアムの最寄り駅「御崎公園駅」もあることから、サッカーが開催されると大変混み合います。
エスカレーターもあります。もちろんエレベーターも。
改札前にある羅針盤のタイルアート。
地下鉄海岸線の駅から地下鉄西神山手線の駅への切符や、その逆の路線の切符を買うことができますが、両線が乗り入れる新長田駅と違い、三宮・花時計駅は西神山手線の三宮駅とは離れているため、路線を乗り換えるには、いったん改札を出なければなりません。
※三宮と三宮・花時計前駅間の乗り継ぎは、降車駅の改札を出て90分以内に乗り継ぎ駅の改札を通る必要があります。
また地下鉄新長田駅と三宮・花時計前駅間の定期券があれば、西神山手線を利用して三宮駅で降りることもできますが、西神山手線の三宮までの途中駅で下りると別料金が発生するなど、ややこしい運用がなされています。
※新長田駅と西神山手線三宮駅の定期券でも海岸線を利用して三宮・花時計前駅に下車はできますが、他の海岸線の駅に下りるときは別料金がかかります。
では、地下鉄海岸線に乗って、どこかへ出かけてみましょうか?