前回の投稿で思わず「夕暮れや夜だと、絶対に通りたくない」とレポートした廃墟の異人館・旧トーセン邸(1919年竣工・ひょうごの近代住宅100選)。
北野天満神社の神事芸能の夕べの帰りについつい寄ってしまいました。
このページの写真はフラッシュ撮影と画像編集ソフトを駆使して明るく見せてますが、実際はこの周囲、外灯はありません。フラッシュを付けずに撮った写真がこれ。となりのアパートの照明だけが輝いているだけです。
とにかく暗いのでカメラのピントが合わず、あまい写真になっていますが、その雰囲気がわかるかと思います。
個人的には、この前の昼間の写真のように、もっと接近して撮りたかったのですが、とにかく足下が悪い。
昼間の写真を見てもらえればわかるのですが、雑草が生い茂り、がれきが転がり…という状況。オカルト的な恐怖よりも、物理的に危険なのです。
裏側に回ってきました。相変わらず雨戸は半開き。誰かが覗き込んでいても違和感がないです。
地球みたいなのが写ってますが、フラッシュの光がレンズの内部に反射しているもので、専門用語でも「ゴースト」というそうですが、心霊写真ではありません。
やっぱり外灯がありません。(なにが「やっぱり」なのだ😓)
そして最後の写真は、旧トーセン邸の横から神戸の夜景です。まるで「火垂るの墓」のエンディングみたいやん。
でも、ここからの夜景がこれだけ綺麗のですから、旧トーセン邸2階バルコニーから眺める神戸の景色は絶景に違いありません。やはり早期の再建を望みたいですね。