とも姐の神戸散歩

旧トーセン邸

〜2025年編〜

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公開 : 2025/10/5

旧トーセン邸

2025年7月頃から廃墟の異人館・旧トーセン邸(1919年・ひょうごの近代住宅100選)の周囲に工事用の仮囲いがされ、「解体されるのでは?」との噂が聞こえてきたことから、9月某日に訪れてみました。

仮囲いは旧トーセン邸だけではなく、海側に広がる空き地をも取り囲んでいました。

旧トーセン邸

工事用車両の出入り口が開いていたので、そこから覗き込んでみました。

足場では作業員の方が何やら作業をしていますが、「解体」というには丁寧な扱いのようにも見えます。本当に取り壊すなら、これだけの空き地であれば足場を組まず、重機がいきなり壊しますよね。

板囲いに標識のようなものを見つけられなかったのですが、後日、「旧トーセン邸の補修工事を行っています」と書かれた貼り紙がされているとの情報をキャッチしました。どうやら保存に向けての工事のようです。

旧トーセン邸 旧トーセン邸 旧トーセン邸 旧トーセン邸

何年先になるのかはわかりませんが、この異人館がリニューアルされるのが楽しみです。

旧トーセン邸

裏側にもしっかりと仮囲いがされています。

旧トーセン邸

よく見ると監視カメラが道路側に向けられてました。

ところで、旧トーセン邸の海側に位置する和風建築「旧山口邸」の敷地が、王子動物園にある国重要文化財の異人館「旧ハンター住宅」の再移築先になることがほぼ確実となったようです。これが実現すると萌黄の館風見鶏の館、旧ハンター住宅の重要文化財3館が至近距離で「そろい踏み」となります。そしてその背後にリニューアルした旧トーセン邸…近い将来、この辺りが異人館街の目玉になることは間違いないでしょう。

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