公開 : 2020/5/24 . 写真追加 : 2022/8/21
神戸の中心地は三宮。この三宮という地名は「三宮神社」にちなみますが、実は神戸には三宮だけではなく一宮から八宮までの神社が存在します。これらの神社は生田裔神八社とよばれています。
そのトップバッターがこの一宮神社です。加納町交差点から北野町へ向かう細い道の途中に佇んでいます。
実は2016年の元旦に初詣に訪れたのですが、御神酒のサービスがありました。
神社と言えば鳥居ですが、この一宮神社の一の鳥居はくぐれません。鳥居の向こうは駐車場。車が通せんぼしています。
では、どこから詣でるのか…というと、横の坂道に面した参道から神社へ入ります。
手水場に貼られている生田裔神八社の系図。意外に「系図」を展示している神社は珍しいです。八社巡りのトップバッターということで、神様の相関図をだしているのでしょうか。
私のサイトにも下記のような生田裔神八社の系図を載せてますが、よく見ると違いますね。
一般的に天照大神と素盞嗚尊の間には「三女神五男神」が生まれたとされており、このうち7柱の神様が七宮神社を除く生田裔神八社に祀られている…とされています。
ところがこの系図では「三女神五男神」で生田裔神八社からハブられている活津彦根命(活津日子根命)が七宮神社に祀られていることになっています。
「あれっ?」と思って、兵庫県神社庁の神社データベースを見ても七宮神社に活津彦根命が祀られている記述は見当たらず…。まぁ、神話なので、気にせず先に進みましょう。
参道と拝殿。
参道といっても、境内は広くなく、こぢんまりとしています。
拝殿の脇にあった蓮。
そしてこの神社では絵馬の代わりに小さな傘を飾るんですね。
拝殿前にBE KOBEが…。
神社が撮影スポットとして準備したものだそう。BE KOBEマニアは要チェックです。
そして、神社の境内とは思えない小洒落たテラス席。
ここをスタートに生田裔神八社めぐりをするのもよし、異人館めぐりをするのもよし。案外いろんな意味でのスタート地点にふさわしい神社です。