とも姐の神戸散歩

三宮神社

公開 : 2019/6/16

三宮神社

神戸最大の繁華街「三宮」の地名の元となった三宮神社

三宮駅が集中する地域からかなり離れています。それどころか元町のランドマーク大丸神戸店の前にあります。

そもそも三宮とは、生田神社裔神八社(えいしんはちしゃ)のうちの3番目という意味があります。ちなみに神戸には一宮神社から八宮神社まで存在しています。

三宮神社 大砲

神社の境内にある大砲。

1868年(明治元年)に三宮神社前で勃発した「神戸事件」で使われた大砲…と同時代に製造された大砲だそう。

神戸事件とは神戸開港間もない頃、備前藩の隊列を横切ったフランス人水兵らを「無礼」として、藩士らが負傷させたことをきっかけに双方の銃撃戦となった事件。この事件をきっかけに神戸港にいた欧米の軍隊が現在の旧居留地一帯を占領する事態にまで発展。明治政府最初の外交問題となりました。

最終的には、外国人駐在員らが監視する中、事件当事者の備前藩藩士の切腹により解決。しかし、この事件による死者はいなかったにもかかわらず、藩士の切腹で解決に至ったことは、当時の日本政府の立場の弱さを感じさせます。ちなみに切腹した藩士は当時32歳だったとのこと。

三宮神社

干支で知る方角。拝殿前の石畳にあります。

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