公開 : 2022/6/4
2023年のゴールデンウィーク、一風変わった展覧会を見に大阪へ行ってきました。大阪へ行くのって何年ぶりなんでしょ.
その会場が、このツギハギ荘。
その展覧会とは落語会のチラシ、その数、約1000種類を一堂に展示した「豊田チラシバザール」という展示会です(開催期間:2023/5/4〜5/7)。ツギハギ荘に入るといきなり人間国宝・桂米朝師匠(1925〜2015)と目があってしまいました。
1階の部屋へ…と思ったら、壁という壁に落語界のチラシが貼り出されています。
寄席へ行った方ならわかると思いますが、寄席へ行くと、たくさんの落語会の宣伝チラシを頂きます。それだけに、いかに目を引くチラシを作るのかも落語家の腕の見せ所です. ところが、ここで展示されているチラシはすべて寄席三味線の豊田公美子さんがデザインしたものなのです。
数が膨大だけに壁一面では足りず、天井からも吊されています。じっくり見るには半日以上はかかりそうです。
1階のチラシを見終わったあと、2階へ上がります。
そもそもツギハギ荘は絵本作家のあおきひろえさんが運営する民家を改装したイベントスペースです。
ツギハギ荘のイベントスペースは2階ですが、何も知らなかったら普通の家です。
2階和室の片隅には、上方落語の若手実力派・桂二葉さんのコーナーがありました。ハンドメイド感があふれてます。
普段はイベントスペースとなる部屋。流し台まであります。落語家のYouTubeで料理ネタは、だいたいここで収録されています。
ポートタワーがデザインされた落語会のチラシを見つけました。
神戸で落語と言えば定席の喜楽館がありますが、喜楽館ができるまでは小規模な落語会がたくさん開催されていました。かつては元町の風月堂ホールでも定期的に落語会があったんですよ。
ツギハギ荘の片隅で見つけた付箋。この上はロフトになってるようです。
チラシに見入っていたら、本当に時間を忘れてました。一通り見終わったあとに1階へ。ここから入ってきたのに、また違った風景が見えます。
扉。ツギハギ荘は絵本作家が家主だけに、ところどころ絵本の世界も垣間見えます。
外から見たツギハギ荘
なお、豊田公美子さんデザインの落語会のチラシは、落語会の予告と共に豊田さんのInstagramで見ることができます。
※公式サイト:ツギハギ荘 (Facebook)
※公式サイト:豊田チラシバザール (Instagram)