東遊園地の裏側に、お世辞にもきれいとは言えないビルが見えてきます。ビルには「日本眞珠會館」の文字。
ここは日本の真珠流通の中心「日本真珠会館」です。
このビルは1952年に完成しましたが、これまで何度も取り壊しや立て替えの話がありました。それにも関わらず、21世紀の今も現役で使われているからには、何らかの秘密がありそうです。
まず、実はこのビル、日本最初の全自動式のエレベーターが設置されたビルなのです。そして、真珠会館を名乗るだけに、1階には「神戸パールミュージアム」があります。ただし開館は平日のみとのことで、後日、潜入を試みたいと思います。
一般人立ち入り禁止エリアである真珠検定所や取引所には真珠優先の設計がされています。例えば真珠は黒紫・緑の光に影響されやすいため、建物の内外部の色は真珠検査に配慮した配色になっているのだとか。 色だけではなく音楽ホール並みの音響設定もされているそうです。