公開 : 2020/4/19
大倉山のシンボルと言えば、巨大なアジサイの壁画がシンボルの神戸文化ホール。神戸市民なら一度は行ったことがあるでしょう。1973年竣工。
このアジサイの絵。意外に知られていませんが『智恵子抄』でおなじみの高村智恵子の絵「あじさいと花瓶」が原画となっています。ちなみにアジサイは神戸市民の花でもあります。
このアジサイの壁画の真下には智恵子の夫・高村光太郎の詩『晩餐』の一節「われらのすべてに溢れこぼるるものあれ われらつねにみちよ」と彫られた石碑があります。この石碑は光太郎の友人である詩人・草野心平によって書かれたものだそう。
この巨大壁画がある神戸文化ホールも老朽化を理由に2025年度以降に三宮へ移転が計画されています。近い将来には、この壁画は見られなくなるかも知れません。