とも姐の神戸散歩

新港第四突堤Q2上屋

(1階編)

建物 » 1階 » 2〜3階

公開 : 2023/12/3

新港第四突堤Q2上屋

2023年11月、神戸の非公開のモダン建築などを巡るイベント「神戸モダン建築祭」が開催されました。このイベントの中で、あの新港第四突堤Q2上屋へ入る機会がありましたので、中を探検してみました。

まずは外観。竣工当時は「東洋一の大岸壁上屋」と呼ばれて、神戸港を代表する建物でした。

新港第四突堤Q2上屋

このレトロの扉はポートアイランドへ向かう陸橋からも見ることはできましたが、間近でみると、さらにレトロ感があふれてきています。そして、このひさしは旅客駅「神戸港駅」のプラットホームの名残です。それでは扉を開けて…

新港第四突堤Q2上屋

中へ足を踏み入れ、改めて扉に振り返ってみました。

この格子の模様が、今風に言えば「エモい」ですね。懐かしくもあり、近未来的な模様にも見えます。

新港第四突堤Q2上屋 新港第四突堤Q2上屋

さて扉を明けて正面を見ると、いきなり「昭和」な、受付窓口がありました。竣工当時はここは売店だったそうです。現在は「神戸市港湾局 海務課 新港けい船係」のレトロティックな看板が掛かってますが、現在は使われていません。

新港第四突堤Q2上屋 新港第四突堤Q2上屋

左側に視線をむけると、やはり受付がありました。駅は現在のQ2上屋の山側にあったとのことなので、こちらが駅の窓口だったようです。

正面の扉の向こうは、今も倉庫として活用されているため、立入禁止となっています。

ちなみにこの場所にあった神戸港駅の乗客数のうち62%の乗客が一等客車を利用していたそう。外国航路の船舶の乗客だけにお金持ちが多かったんでしょうね。

※ちなみに同時期の三ノ宮駅の乗客比率では一等客車を利用した人は1%未満

新港第四突堤Q2上屋

左側の窓口の奥へやってきました。竣工当時は船を下りて駅へ向かうための通路だったと思われます。現在は倉庫として使われています。

新港第四突堤Q2上屋 新港第四突堤Q2上屋

ここは休憩室として使われていたのでしょうか。

新港第四突堤Q2上屋

それでは2階へ上がってみましょう

※参考サイト:神戸モダン建築祭 - 神戸港新港第四突堤Q2上屋

このエントリーをはてなブックマークに追加

Instagram     YouTube     twitter     Bluesky      Threads
© 2023 Tomo All Rights Reserved.