神戸市章と「Q2」の文字がチャームポイントな新港第四突堤Q2上屋。1933年竣工。
神戸港で上屋とは保税倉庫のことですが、現在は神戸市みなと総局などの事務所として使われているようです。
今も扉や内部に昭和レトロな雰囲気が残っているのですが、最近は近づくチャンスがありません(私は不審者か)。
神戸フィルムオフィスのロケ候補地検索で内部の写真を見ることができます。
駐車場の上にある庇は、大正時代に開業した神戸港駅のホームの屋根の跡。ここからは貨物ではなく乗船客を乗せ、京都駅までの区間を電車が行き来していたそうですが、第二次世界大戦の影響により廃線となりました。現在はそのすぐ上を無人運転のポートライナーが走っています。
山側からQ2上屋を見てみる。その向こうは神戸大橋。
ちなみに「Q2」とは、いかがわしい電話サービスではなく、岸壁の停船位置の符号。新港第一突堤からA,B,C…と割り振られ、第四突堤の南(神戸大橋)側が「Q1」、そしてここで「Q2」が割り振られています。