公開 : 2022/2/20
旧乾邸の裏側にひっそりと佇む、落ちついた雰囲気がある若宮八幡宮神社。
山小屋風の蔵がお茶目です。そして鳥居は阪神・淡路大震災直後に建てられたもの。鳥居の裏側にその説明が刻まれていました。
今から500年ほど前、この辺りが住吉村として開かれたころから存在していたと考えられている神社だそうです。
明治時代、政府による神社整理では「小規模で由来不明」として周辺の神社との統合を勧められましたが、地元住民がこれを拒否。今もなお、地元住民による奉賛会によって維持・管理されています。祭神は応神天皇。
拝殿
写真ではわかりにくいですが、欄間(というのかな)や長押の彫刻がすごいです。
拝殿前。最近は、感染症対策で鈴緒を撤去する神社が多いですが、ここには鈴緒がまだありました。ただし消毒液は必須ですね。
境内の石灯籠は江戸時代中期に作られたもの。灯籠の窓の部分がふさがれていますが、鉄製の油皿が付いている貴重な灯籠なのだそう。
※参考サイト:兵庫県神社庁 若宮八幡宮神社