「甲南漬」でお馴染みの高嶋酒類食品が、初代社長の邸宅を甲南漬資料館として公開しています。
1930年に竣工。設計は旧神戸生糸検査所(現・KIITO)や御影公会堂などを手がけた清水栄二によるもの。
写真左側の三角状に出っ張った窓は、御影公会堂にも似た構造を見ることができます。
登録有形文化財にも指定されています。
梅と甲南漬資料館 (2020年2月撮影)。
アジサイと甲南漬資料館 (2020年6月撮影)。
緑に包まれた甲南漬資料館 (2020年6月撮影)。
洋館の裏側には阪神電鉄石屋川車庫があります。私が訪れた日はオレンジ色の電車が止まってました。
洋館を裏側から見てみました。左側に丸窓がありますが、ここにはステンドグラスが埋め込まれています。
前庭には洋館には不釣り合いな顔出しパネルがありました。
「私のバスはどこですか?」
この顔出しパネルは、アーティスト・トミモとあきなさんによる芸術作品で「六甲ミーツアート芸術散歩2012」に出展した顔出しパネル5枚組の1枚。トミモとあきなさんのブログによると裏面にも違う絵が描かれているとのこと。
上の写真が、顔出しパネルの「裏の顔」です。リバーシブルの顔出しパネルも珍しいのではないでしょうか。
なお、この作品はバスを見失ったバスガイドが自分が乗っていたバスを探すというアートパフォーマンスの一環で、バスを探し求めて日本中を旅しているそうです。
参考サイト:TOMIMOTRAVEL 私のバスはどこですか?