とも姐の神戸散歩

建物の中をお散歩

中野センター

建物 » 内部 » 2022年 » 2024年

公開 : 2021/5/16

中野センター

いよいよ塩屋の閑静な住宅街に佇むショッピングモールだった中野センターの中に入ります。

事前情報では「ライオン」という喫茶店だけが営業しているとのことでしたが、私が訪れた日はシャッターが下ろされてました。つまり、全館休業です。

中野センター

あえて営業していたのは自動販売機だけでしょうか。天井から吊された3つの提灯が華やかです。

中野センター

唯一の冷房機器である天井に設置された扇風機。その後ろの蛍光灯が錆び錆びです。相当前から廃墟化していたようです。

中野センター

さらに奥へ進むと「調剤室」がありました。もともと調剤薬局だったのでしょうか。
部屋の奥には薬のビンが大量に放置されています。湯沸かしポットの隣にあるのは朝鮮人参でしょうか。

中野センター

調剤室の向かい側に延びる通路を覗き込んでみると…。辛うじて、ショッピングモールの面影が感じ取れますが……

中野センター

そして裏側へ抜ける扉には「通行止」の貼り紙がありました。落下物を示すイラストが可愛らしいですが、それは落石注意では…。それはともかく、この準廃墟に今も管理者がいるんですね。

中野センター

一旦、外へ出て裏口に回ってきました。 どれだけ裏側が危険なのかは、建物の写真をご参考ください。

中野センター

もう一つの裏口。今となっては来る者を拒んでいるかのようです。

中野センター

実はここ、児童公園が隣接していて、私が訪れた日も、親子連れが公園で遊んでいました。この地域の人にとってはこの建物も日常の風景に溶け込んでいるようです。

調べてみると、もともとは3階建てのショッピングモールで1970年代までは繁盛していたそう。今では近隣にスーパーマーケットや“コープさん”があることからも、廃れてしまったのでしょう。現在2階、3階は立入禁止。2018年には不審火もあったとのことです。

中野センター

今でも塩屋駅にある地図にはしっかり「中野センター」が掲載されています。

ちなみに廃墟マニアの間では、なぜか「第一中野センター」の名前で知られていますが「第二」以降の中野センターはないようです。

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