約2年の修復工事で蘇った塩屋の異人館・旧ライオンス邸(と伝わる洋館・1908年頃竣工)。
実はこちらが真の「グッゲンハイム邸」であることは、修理前のライオンス邸のページでも解説しました。その事実がわかったのは2020年にこの建物が解体されるかも知れないという話が持ち上がったときの建築家らの調査でした。
結局、2020年の解体は免れましたが、やはり築100年以上の建物、老朽化には勝てません。2023年夏から大規模な修理が行われ、ようやく私たちの前に“化粧直し”されたライオンス邸(と伝わる洋館)が姿を現しました。
1階のテラス
ちなみに建築マニアは旧ライオンス邸(と伝わる洋館)を、一般に広く知られている「旧グッゲンハイム邸」(と伝わる洋館)と区別するため、「シン・グッゲンハイム邸」と呼んでいるそうです。
門柱にはマスキングテープに「明治建築」と書かれた札(?)が掲げられています。
出窓と煙突。修理では壁は全て剥がされての修理でした(修理前のページに写真あり)
路地から見たライオンス邸(と伝わる洋館)。いつかは一般公開され、中も見学したいですね。