旧駒ヶ林公会堂

旧駒ヶ林公会堂(1924年竣工)。
地味すぎて、思わず通り過ぎそうな建物ですが大正時代の建築。そして御影公会堂やKIITOを設計した敏腕建築家・清水栄二の初期の作品。

1階と2階の窓の間にはユニオンフラッグのような模様。2階の窓の上部にはジグザグ模様の飾り。

そのユニークな建物だからかどうかはわかりませんが、1944年には託児所として、戦後は駒ヶ林保育所として活用されました。

「神戸市立駒ヶ林保育所」の看板がかかっていますが、その保育所も統廃合により2013年に廃園。以来、“空き家”になっています。

しかし、未就学児の待機児童が多くて社会問題となっている今、保育園が統廃合で廃園になったということは、この辺りの子供は減っているのでしょうか。

サビも目立ち、雨どいが折れ、今にも廃墟化しそうですが…。

築100年を迎える2024年、この旧駒ヶ林公会堂が多目的施設「PORT KOMA」として生まれ変わることが決まりました。

保育園の裏手の公園の滑り台の上から撮影してみました。