公開 : 2018/11/4 , 写真追加 : 2021/12/26
JR三ノ宮駅にそびえ立つ三宮ターミナルビル。実は、この写真を撮影した2018年10月時点で、誰一人立ち入ることができない廃墟となっています。
夜になると、その「廃墟感」は際立ちます。
三宮ターミナルホテルは、1981年3月、神戸ポートアイランド博覧会開催と同時期にオープン、2017年12月を持って閉館となりました。
JR西日本によると、2020年までに撤去、2023年に三宮の新しいターミナルビルが建設されるとのことです。
※2020年9月、神戸市とJR西日本は、新ターミナルビル計画の延期を決定しました。
低層階に入っていた「三宮OPA」も2018年2月末を持って閉店しました。
かつてはフランスの百貨店「プランタン」日本1号店である「プランタン三宮」が入居していました。(当時、OPAもプランタンもダイエー系列)
2019年5月撮影
2019年春頃より足場が組まれ、いよいよ解体工事が始まります。
2019年7月撮影
水平に配置されたブルーシートの貼り方が独特ですね。右下には、なぜか映り込んできた安倍晋三総理大臣(当時)。
2019年10月撮影
かつてターミナルホテルの南側にあった陸橋が解体工事で使えなくなったため、三ノ宮駅構内に仮設の迂回路が設置されました。
その迂回路の階段からJR三ノ宮駅を俯瞰してみました。新しいビルが建つ頃にはこの迂回路も撤去されることでしょう。
2019年12月撮影
JR三ノ宮駅のホームから解体現場を見てみる。
ホームから駅の上空の空が広がってきました。
2020年2月撮影
手前が三宮ターミナルビル。解体で日ごとに低くなっています。
奥が神戸阪急ビル東館。2021年春の完成に向けてニョキニョキと高くなっていきます。
2020年3月撮影
こんなところにカモメ(?)がいたなんて。前からいたのかな?
Instagramのコメントでは、巨大ロボットとプテラノドンにも見えるという意見も😓
2020年9月撮影
三宮ターミナルビルは、完全に姿を消しましたが、カモメは大空を飛んでいました。
2020年9月撮影
クレーンや建設資材の撤去作業も始まりました。
撤去後は新しいターミナルビル建設まで更地となり、暫定的に公開空き地などの有効活用が検討されているそうです。
2020年12月撮影
ポートライナー三宮駅とターミナルビルが接続されていた部分。
跡地には新しいターミナルビルが建つ計画がありましたが、コロナ禍の影響で計画は事実上のの白紙化。しばらくは三ノ宮駅前は更地となります。
更地は「Street Table」というイベントスペースとして活用される予定です。
2021年8月撮影
上屋が解体されても、地下はそのまま残っているんですね。まるで古代遺跡のようです。
2021年12月撮影
イルミネーションイベント「KOBE LIGHT MESSAGE 2021」の灯りに照らされる跡地。
2018年〜2021年までのわずか3年ですが、三ノ宮駅前はこんなに変わりました。
三宮センター街東口から定点観測
定点観測・2019年5月
定点観測・2020年3月
定点観測・2020年5月
摩耶山が見えてきました。
定点観測・2020年9月
建物は完全になくなり、クレーンも1基だけとなりました。