公開 : 2018/07/27 , 写真追加 : 2022/7/25
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神戸には「日本で初めて」のものがたくさんありますが、ここは八時間労働発祥之地。まさか8時間労働も日本で初めて神戸で実施されたなんて…。元祖「働き方改革」の発祥の地といってもいいでしょう。
思わず「無駄な残業がなくなりますように」と拝んでしまいました。
八時間労働発祥之地のオブジェを覗いてみると、汗水流して働く労働者の姿が…といっても、これはマネキンなんですけどね。でも、このマネキンがいる川崎重工神戸造船所こそ、八時間労働発祥之地なのです。
1919年、川崎造船所(現・川崎重工業神戸造船所)で働く労働者たちは労働条件の改善を経営者側へ求めて10日に及ぶストライキを行ったそう。
これに対し当時の社長・松方幸次郎は8時間労働制と給与の増額を労働者に提示したことが日本に於ける8時間労働制のはじまりとされています。
その意思は現在の労働基準法に受け継がれ、労働者は法律上、1日8時間、週40時間を超えて働いてはいけないことになっています。これを「法定労働時間」というのですが、現実的にはショートタイム勤務ではない限り「1日8時間以上働いとーで!」という人がほとんどではないでしょうか。
いちおう、労働基準法36条で、使用者側と労働者側が協定を結べば法定労働時間を超えて勤務することが許されることになっています。いわゆる「三六協定」です。この協定では法定労働時間を超えて勤務した分は割増賃金を支払うのが一般的ですね。
ということで、今日も労働に励みますか!
※参考サイト:神戸を知る 8時間労働発祥の地 (神戸市)