とも姐の神戸散歩

呉春

公開 : 2022/6/11

呉春

落語みゅーじあむで思わず長居、そして旧加島銀行池田支店を鑑賞あと、本来の目的地・逸翁美術館へ向かう道すがら、めちゃくちゃシブい和風建築を見つけました。

呉春

実はここ、日本酒「呉春」の酒蔵なのです。

私は日本酒を嗜まないのですが「呉春」ときくと、若い頃(今も若いんですが)、会社の飲み会で「『呉春』が旨いと思うようになったら大人やね」などと語る先輩がいたことを思い出します。

呉春

つまり、それほど味わい深い清酒だということを言いたかったのでしょう。また谷崎潤一郎が好んで飲んでいたことでも知られます。

呉春は江戸時代中期、猪名川流域で栄えた「池田の酒」の造り酒屋のひとつとして創業。この建物もそのころのものでしょうか。

呉春

呉春は江戸時代中期、猪名川流域で栄えた「池田の酒」の造り酒屋のひとつとして創業。この建物もそのころのものでしょうか。

「呉春」の名前は、池田が江戸時代「呉服の里」として知られ、呉服の「呉」と、中国・唐で酒のことを「春」と読んでいたことにちなむという説が有力。

呉春

なお、灘の酒蔵と違って一般公開はされていないようです。

そして銘酒として名前が知られる「呉春」ですが、公式サイトがないんですね。

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