このドラッグストアが入るビルは、なんと登録有形文化財。しかも大正時代に建てられた松尾ビルなのです。
このビルの入口は商店街の路地にひっそりとあります。古くさそうなビルで、見た感じ文化財のようには見えません。
実はこのビルは大正時代・1925年に建てられ、当時としては時代の最先端を取り入れたビルでした。
完成当初は小橋屋呉服店が百貨店として開業するものの、開業直後に隣に三越が出店。小橋屋百貨店はたちまち経営が悪化。昭和時代に入り、建物は現在の所有者である松尾家に譲渡されました。
松尾家は、このビルを貸店舗、貸事務所として活用。戦争や阪神・淡路大震災もくぐり抜けて現在にその姿を留めています。
ちなみにGoogle Mapの航空写真でみると、松尾ビルはこのような形をしています。これは大正時代の竣工当時とほぼ変わらない形です。商店街のアーケードがこのビルの魅力を隠しているといっても過言ではないでしょう。
では、入ってみましょうか?