大丸側から旧居留地へ入ると最初に見えてくる近代建築が、この「旧居留地38番館」。1929年、シティバンク神戸支店として建てられました。
石積みの外壁に、ギリシャ神殿を思わせるような柱が特徴的です。
周りの建物は、大丸神戸店本館も含めて、この建物にあわせてデザインされているように感じます。
今回初めて気付いたのですが、38番館の山側にある大丸神戸店の電飾看板には、わざわざ「旧居留地40番地」の文字が入っているんですね。大丸神戸店のこだわりを感じます。
無骨な石積みのビルでありながら上層部は細かな造形が施されています。
絵になる通りですね。
道路を挟んで東側に2022年3月に移転オープンしたルイ・ヴィトン神戸店のショーウインドウ。神戸で話題のピンクの猫です。
2022年年末に撮影したのですが、ヴォーリズも、まさか自分が設計した建物にしめ飾りが飾られるとは思いもしなかったでしょう。