2023年の神戸モダン建築祭では神港ビルヂングの地下1階食堂が公開されました。ここは食堂ではなく、ビルの管理会社の事務所ですが、ガラスに直接書かれた「神港ビルヂング株式会社」の文字が、レトロ感を引き立ててくれます。
地下1階の食堂。奥の赤い扉と窓がヨーロッパの街角風。
赤い扉と窓をよく見ると飾りガラスがはめ込まれています。
隣の扉は黄緑色。そして食堂の床のタイルがエモーショナル!
食堂全景。このビルで働いている方々へ、格安なランチを提供しているとのことです。
食堂の中心にはsilver Arrow号の船鐘が置かれています。
もともと神港ビルヂングは川崎汽船の本社ビルとして建てられました。そのため、至る所に船に関する展示がありました。戦後、本社は東京に移りましたが、法人登記上の本店は今もこのビルの中にあります。
食堂裏側の廊下
廊下には絵画のように船の計器が飾られていました。海運会社本社ビルだっただけあります。
地下1階のエレベーター。最新式のエレベーターですが、扉が木目調なのが洒落てますね。
それでは1階に上がってみましょう。もちろん、階段で!