公開 : 2020/3/20 , 写真追加 : 2023/4/23
青空にピンク色の外壁が映える旧魚崎町役場。1937年竣工。
ピンク色の壁面にも圧倒されますが、正面が北向きのため、晴れた日に撮影すると常に逆光という、写真家(?)泣かせな建物です。今回は画像編集ソフトのパワーを借りて、見やすくしてみました。
設計は旧神戸生糸検査所(現・KIITO)や甲南漬資料館、御影公会堂を設計した清水栄二。
玄関上部のひさし、そして建物中央の壁面、そして屋上に突き出た角のような柱の装飾も見所です。
魚崎町とは現在の神戸市東灘区魚崎地域にあった町。1950年に神戸市に編入されるまで、町役場として使われていました。
その後、東灘区役所魚崎出張所を経て1957年からは東灘市民病院、1976年から現在まで魚崎地域のコミュニティの拠点として活用されています。
裏側に回ってみました。
煙突みたいな塔があったんですね。そして、屋上部を取り囲む飾りも洒落てます。
出窓のひさしの上にはアーチ型の小窓があるんですね。下からでは絶対に見えない秘密の小窓です。この写真は裏の公園の滑り台の上から撮影して、見つけることができました(やってることが不審者😓)。