公開 : 2019/7/27 , 写真追加 : 2023/10/29
HAT神戸にある兵庫県立美術館。安藤忠雄氏設計のアートな建物も見所。
最寄り駅はアートな佇まいが特徴的な阪神岩屋駅。ここから海側へまっすぐ歩けば美術館なのですが、その通りには奇妙な、いや、シュールなオブジェが道を案内してくれます。
ちなみに、このシュールなオブジェは「PEACE CRACKER」(椿昇・2014年)という作品です。
「PEACE CRACKER」の近くの街路樹にも、現代アートっぽい実がなっていました。なんでしょうか、これ。
美術館でいきなり出迎えるのが、建物の上から見下ろす巨大なカエル。名前を「美かえる」といい、オランダ人美術家フロレンティン・ホフマン氏がデザインしたカエル。実は「美カエル」はあくまでも愛称で、正しい作品名は「Kobe Frog」。
大きさは幅10m、奥行き8.6m、高さ8mのビニール製。現在の美かえるは2代目です。
建物を設計した安藤忠雄氏はこれを良しとしているのか、気になるところです😓
では、中に入らず、建物の裏側へ回ってみましょう。とにかく巨大な建物なので外側を回遊するだけでも大変です。また階段が多いのも特徴的ですが、中でも見て頂きたいのは台風の目のような巨大ならせん階段です。
この階段は地下駐車場、1階のエントランスホール、そしてギャラリー棟などを接続する、美術館を回遊する階段で、美術館では「円形テラス」と表記しています。
らせん階段から目を上にやると、美術館の窓ガラスに映る摩耶埠頭と巨大な青リンゴ。
今度は「風のデッキ」と名付けられた“クセツヨ”階段。
一見、普通の階段に見えますが、実は登り切っても、塀で仕切られており、向こうへ行くことができません。昇ると下りるしかなく、美術館にある「超芸術トマソン」といってもいいでしょう。
※公式サイト:兵庫県立美術館