公開 : 2018/07/15
三宮から約2kmほど東に行くとHAT神戸と呼ばれる近代的な地域が開けています。阪神・淡路大震災前は川崎製鉄や神戸製鋼などの工場がありましたが、震災後、工場の跡地に大規模な市街地や商業施設などが建設されました。
ちなみにHAT神戸のHATとは「Happy Active Town」の略ですが、意外にこのことは知られていません。そのHAT神戸の中にあるのが兵庫県立美術館。その海側に建つのがこの少女像です。
この少女像は、現代美術作家・ヤノベケンジ氏によるオブジェ「Sun Sister」。地元の人たちからは「なぎさ」という愛称がつけられています。
彼女は、阪神・淡路大震災から20年の2015年にこの地にやって、世界中のすべての災害からの復興・再生を見守っているそうです。
彼女が手にしているのは「海から上る太陽」。災害から立ち上がる人々の希望の意味が込められています。