2020年の年末辺りから、布引ビルUR都市機構布引アパートに入居していた店舗、オフィスの撤退が相次ぎ、近々、この建物は解体されるとの噂がささやかれました。
2021年4月には、フラワーロードに面していた淡陽信用組合神戸支店が撤退。その店舗跡は写真のように壁ごと壊されています。
※淡陽信用組合神戸支店は、その後、兵庫区内に移転しています。
ここには美容室がありましたが、中はこの通り。
2021年9月現在、1階のすべての店舗は工事業者が入り、取り壊されていました。
1階の地下飲食店街には立ち入ることができなくなってました。
上層階のアパートへの玄関も扉が閉ざされました。黒御影の「布引アパート」の銘板は、21世紀になっても、今は亡き「葺合区」の地名を留めています。個人的には博物館で保存すべきと思いますね。
そして、ふと上を見上げてみました。もうここには誰も住んでいないわけですね。
2021年10月現在、解体後、ここに何ができるのか不明ですが、存在感があった建物だけに、この辺りの風景も一変するのでしょう。
2022年1月。フラワーロードに巨大な豆腐が…すっぽり足場のテントに包まれました。解体工事は2022年8月末まで行われる予定です。
半世紀以上、加納町交差点で威圧的だった建物は2022年秋には更地になる予定です。
いったい、この地にどのような建物ができるのでしょうか。