とも姐の神戸散歩

ヨドコウ迎賓館

〜3階応接室〜

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公開 : 2023/4/2

ヨドコウ迎賓館

廊下の天井。この辺りは建物のほぼ中心にあたりますが、天井にまでこんなデザインを施すなんて見所の多い建物です。

ヨドコウ迎賓館は構造上、部屋のほとんどが3階に集中しています。3階は風呂、洗面室を除くと和室4部屋を含めて9部屋があり、そのうち8部屋は南北にほぼ一直線で配置されています。

ヨドコウ迎賓館

この部屋は見取り図では「家族寝室」となっていましたが、復元された山邑氏愛用の机とイスが展示されていました。書斎にしては部屋は暗いのでやはり寝室として設計されたのでしょう。

ここでは窓枠の模様にも注目してみましょう。この四角い枠組みは、館内のほとんどの窓にあしらわれています。一説には植物の葉がモチーフにしていると言われています。

ヨドコウ迎賓館

寝室の窓側から撮ってみました。窓枠にあった四角い模様は扉や壁の小窓にも見られます。

ヨドコウ迎賓館

再び廊下に出てみました。緩やかな傾斜に建てられていることもあって、廊下にも段差があります。そして、この写真の奥に、このページの1枚目の写真の天井があります。

ヨドコウ迎賓館

「小間使の間」。言い換えればお手伝いさんの部屋。建物の裏側にあるため薄暗いです。そして和室なのに襖ではなくドアなのが、アメリカ人の設計という感じですね。

ちなみに日当たりのよい南側には広い和室が3部屋あるのですが、私が訪れた日は「雛人形展」が開催され、和室2部屋に山邑家に伝わる雛人形と壮観な花観人形が展示されていました。残念ながら、こちらは撮影禁止のため写真はありません。

ヨドコウ迎賓館

3階南側の廊下。北側の廊下と違って大きな窓が特徴的。写真左側に広々とした和室が連なっています。

ヨドコウ迎賓館

洗面室。このような場所にまで凝った窓ガラスの配置が面白いです。

ヨドコウ迎賓館

洗面室の奥にある風呂場

ヨドコウ迎賓館

ヨドコウ迎賓館で最も北に位置する寝室。現在は映像資料を見られる部屋となっています。

3階北側の3部屋は寝室に割り当てられていますが、私のような凡人からすると「そんなに寝室って必要か?」と思ってしまいますね。でも日が当たらない北側へ寝室を配するのは設計としては自然な配置なのかもしれません。

それでは日当たりのよい4階へ上がってみましょう!

※公式サイト:ヨドコウ迎賓館 » 雛人形ギャラリー

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