公開 : 2020/12/13
神戸から一歩でも外へ出ると、全くの不案内。道に迷ったらお巡りさんの聞くのが散歩の鉄則。そこで見つけたのが芦屋警察署です。さすが芦屋!警察署に威厳を感じます。1927年竣工。
夕日に染まっていて全体的にレトロ建築のように見えますが、実は正面の外壁と玄関だけが竣工当時のもので、両脇は阪神・淡路大震災後に建て直されました。とはいえ、建て直された建物は、正面部分とコーディネートされ「ファザード保存」のお手本といってもいいでしょう。
正面玄関(現在は警察署の玄関ではありません)
睨みを効かせているのはミミズク。「夜でも街を見守っている」という意味があり、警察の役割を象徴している鳥です。
玄関のランプ
右に映り込んでいるのは向かいのビル。1階には芦屋令嬢御用達の洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」の本店があります。
玄関
前述の通り、現在の玄関は芦屋川方面にありますが、ここでは竣工当時の玄関をそのまま保存しています。
兵庫県警は建物の保存に理解があるようですね。
玄関脇の小窓。格子の上部が尖っているのは、容疑者脱走防止のため?
昭和建築であることを示すプレート。
警察署の最寄り駅、阪神芦屋駅。
芦屋市は全国に名だたる高級住宅街ですが、それらは山の手側と言われています。でも海側も見所がいっぱいありますよ!