公開 : 2018/10/28 , 写真追加 : 2022/5/29
1990年代、少子化のため神戸市街地の小学校の統廃合が計画されました。そこに阪神・淡路大震災が追い打ちを掛け、多くの小学校の統廃合が加速されました。
統廃合により廃校となった学校の校舎は市の施設として流用されましたが、この「北野工房のまち」は観光地として活用されています。もともとは統廃合により廃校となった神戸市立北野小学校でした。
「北野工房のまち」とはいうものの、住所は北野町ではなく中山手通。トアロード沿いにあります。
一歩中を入ると、まさに昔の小学校。教室はカフェや点心の店や文具店などのショップが入り、まるで学校の文化祭のようです。
一部の洋菓子屋さんでは、ここでしか買えないお菓子もありますので、神戸市街へ出るときは、ここでお土産を買っていくのもおすすめ。
日本で唯一のマッチ専門店。ちなみに隣はろうそく専門店があります。
階段の踊り場には北野小学校の資料展示のコーナーがありました。校庭にいた二宮金次郎像も展示されています。二宮金次郎は何を読んでいるのか覗き込んでみると漢字だらけの本でした。儒教の本だそうです。
ちなみに北野小学校は「お・も・て・な・し」でお馴染みの滝川クリステルさんの出身校でもあります。
レトロな階段もそのまま残されています。手すりの透かし彫りは円形に形どった「田」の字に「生」という文字が4つ配されています。これは北野小学校があった「生田区」(現在の中央区)を意味しているそう。
3階の講堂では、いつもイベントやワークショップが行われています。
講堂入口のシャンデリア。
階段の踊り場にあるステンドグラス。私の母校にこんな洒落た物はなかったけどなぁ…さすが山の手の小学校ですわ。
玄関の電燈。年季が入っています。
※公式サイト:北野工房のまち