とも姐の神戸散歩

JR和田岬線

〜103系引退編〜

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公開 : 2023/3/26

JR和田岬線 103系

2023年3月18日、JR和田岬線を走る国鉄時代の電車・103系が引退しました。

この日、話のタネにブラッと地下鉄海岸線を利用して和田岬駅へ行ってみることにしました。JR和田岬駅では、103系最終日と言われていた割には、意外に人は少なく、撮り鉄の皆さんは駅の外で整然とカメラを構え、ホームには帰宅の人と近所の人が家族連れで電車を見に来ている程度でした。

JR和田岬線 103系

ホームで待っているとスカイブルーが目に眩しい103系の電車が入ってきました。

せっかくなので、この電車に乗ってみることにしました。人生2度目の和田岬線。前回はJR神戸線を走っている普通の電車(207系)だったこともあり、103系は初体験です。

JR和田岬線 103系

なんと天井に扇風機が!こんな電車、まだあったんや!
国鉄時代の103系電車が、ほぼそのままの形で走っているのは全国的にも和田岬線だけだそう。そんな貴重な車両もこの日で引退します。

JR和田岬線 103系

最終運行のため、車内には「103系が引退します」の中吊りが全車両に掲出されました。写真ではわかりにくいですが、和田岬線の歴史とともに、こんな文言が書かれていました。

どうも、スカイブルーでお馴染みの103系です。思い返せば22年前、和田岬線にやってきました。全長たった2.7kmの路線だけれども、朝と夕方に元気に学校に行く人、いいことがあったのかほろ酔いで帰ってくる人、鉄道ファンの人、たくさんの人たちを運べるのは楽しみでした。国鉄時代に生まれて、長い間、みんなに愛されて幸せな旅でした。お別れは寂しいけれど、今まで本当にありがとう。
JR和田岬線 103系

窓。乗客がいるので、見られませんが、これは窓の両端のつまみを指でつまんで上へ持ち上げて開けるタイプの窓ですよね。

電車が出発すると、和田岬線を走っていた103系の歴史が車内アナウンスで語られるというサプライズな演出もありました。

JR和田岬線 103系

和田岬駅から103系に揺られて約4分。兵庫駅に到着しました。兵庫駅ではホームにあふれんばかりの人たちがカメラやスマホを持って待ち構えて、そして駅を下りると「点字ブロックより後ろに下がって!」「入口付近を開けて!」などの怒号が飛び交い、殺伐としていました。和田岬駅ではそんなことは全くなかったんですが…😓

兵庫駅を出発する103系。
これだけホームに人がいるのに、乗っている人は意外に少ないのが印象的でした。

※参考サイト:JR西日本NewsRelease 和田岬線で22年間走ったスカイブルーの103系の勇退!(PDF)

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