JR兵庫駅

神戸市内を走る鉄道路線で唯一、乗ったことがない路線に乗ってきました！　その名は「JR和田岬線」。

兵庫駅から、あの秘境の無人駅・和田岬駅へ向かう路線です。

和田岬線専用改札。JR和田岬線は朝夕のみの運行、休日は2往復しか電車は走っていません。つまり昼間は、この改札は「開かずの改札」となり、入ることもできません。

2022年某日の夕方、電車での移動中、ふと「今から兵庫駅で降りれば、和田岬線に乗れるやん！」と思い立ち、兵庫駅で乗り換えてみました。

しかし、改札を抜けてホームまでが遠いですね。

ホームへたどり着くと誰もいません。しかし外灯の柱に「昇柱禁止」の警告。初めて見る日本語です。

電車を待つ間、何気なくホームの下を眺めていたら、謎の祠ほこらが…。

そうこうしていると、電車が入ってきました。

和田岬線は古い列車が走っていると聞いていたのですが、入ってきた電車は現在、JRを走っている普通の電車でした。鉄道に詳しい方の情報によると「国鉄103系の代走ではないか」とのこと。古い電車の代走として新しい電車を走らせるとは、なんと贅沢な路線なんでしょうか。

電車が到着すると、予想外に大勢の乗客が降りてきました。

この和田岬線、実は和田岬にある三菱重工業などで働く人が利用しており、朝は兵庫駅からの電車が、夕方は和田岬駅からの電車が混み合うのです。それでいて黒字路線というのですから“盲腸線”といえども侮れません。

私は、乗客が降りた後の電車に乗り込んで和田岬駅へ向かいます。が、なんと6両編成！

電車は兵庫駅を出発しました。車両内は私と車掌さんだけです。