公開 : 2020/11/16
2020年10月某日、有給休暇を利用して須磨浦公園一人旅をしてきました。
以前から予定を立てていたのですが、私がここを訪れた日の朝、偶然にも『神戸新聞』に「手動運転乗り納め」「11月から運休」と題した、須磨浦ロープウェイの記事が掲載されました。「今日は混むのでは…」と思ったところ、そうでもなかったです。
そしてその朝刊の記事が、その日のうちにロープウェイのゴンドラ内に貼られていました。
訪れた日が平日だったこともあり「乗り納め」の観光客はほとんどおらず、帰りに乗ったゴンドラは貸し切り状態、すなわち独占してきました。
ロープウェイの駅をゴンドラの中から。
ところで、手動運転のロープウェイといっても、ゴンドラに運転手が乗り込んでいるわけではありません。
上の駅の運転室から、運転手がロープウェイを操っているのです。写真をよく見ると運転手のお顔も見えますね。でも、これからは、その姿を見ることはありません。
停車中(?)のロープウェイのゴンドラから海側を見てみました。
下から赤色の「やまひこ」号がやってきました。私が独り占めしているゴンドラは白色の「うみひこ」号。
ゴンドラの色が紅白なのは、源平の旗の色をイメージしているのでしょうか。
ロープウェイの須磨浦公園駅で展示されているロープウェイを支える3種類のロープの見本。右から「平衡索」「曳索」「支索」
全国的にも貴重な手動運転の須磨浦ロープウェイは2020年11月3日をもって営業を終了。2021年3月には自動運転化されたロープウェイに生まれ変わります。
さて、さらに上を目指す人は世界唯一の輸送機関・カーレーターに乗ってみましょう。
※公式サイト:須磨浦山上遊園 須磨浦ロープウェイ