公開 : 2025/12/7
神戸市立塩屋小学校。1965年竣工。この校舎は「蜂の巣校舎」とよばれ、全国でも30か所しか建設されなかった貴重な校舎なのです。
いったい、何が「蜂の巣」かと言いますと、この教室。なんだかおかしくないですか?
同じ教室をアングルを変えて撮影してみました。おわかりいただけたでしょうか?
なんと六角形。かっこよく言うと「ハニカム構造」。つまり蜂の巣のような構造なのです。
校舎の中心に階段、そして外に向かって廊下、教室を配置しています。この配置は各部屋の移動距離を最短にでき、なおかつフロア全体を見渡しやすいというメリットがあり、灘区にある美野丘小学校の円形校舎にも採用されています。
ただし美野丘小学校と異なるのは、中心部とそれを取り巻く教室をすべて六角形にしたことで、建設時の無駄な空間を減らし、工事費も安価にできるというメリットがあったそうです。
美野丘小学校の螺旋階段と違って、いたって普通の階段ですが、校舎の構造から独特の風景を生み出しています。
廊下にあった足ふきマット。今も現役の校舎として使われています。
改めて校舎を外側から見ると、独特の景観が見られます。航空写真でこの校舎を見ると確かに「蜂の巣」のようですね。
校門のそばには、見事に黄色く色づいたイチョウの木がありました。