公開 : 2019/9/15
月見山駅から須磨離宮公園までは、道に描かれた「茜離宮」が道しるべとなって案内してくれます。
正直なところ、普通の住宅街の道を通るので、これがないと道に迷うでしょう😓
須磨離宮公園はとにかく広い。甲子園球場およそ21個分。東京ディズニーランドの1.6倍の面積があります。その中でも一番見ておきたいのがヨーロッパ風の噴水広場。こんなに広大な噴水広場でも、公園のごく一部です。
この噴水広場を中心に季節の花を楽しめる散策コースや、子供向けのアスレチック、植物園などがあり、家族連れで楽しめる公園となっています。
さて、「離宮」というと、京都の桂離宮など、皇室ゆかりの施設をイメージしますが、実は、この須磨離宮公園も宮内庁所有だった土地に作られた公園なのです。
1907年、浄土真宗本願寺派の法主・大谷光瑞の別邸を宮内庁が買収、武庫離宮として整備しましたが、その当時に建てられた御殿などは1945年の空襲で焼失。戦後、日本庭園は宮内庁により復元され、1967年に神戸市に払い下げられ現在に至っています。
明治期に宮内庁が建造した隧道(トンネル)。一説には有事の時の避難路として建造されたとも言われています。
現在は、噴水広場から植物園へ行くためのトンネルとして使われています。
須磨離宮公園オリジナルのバラ「茜離宮」。離宮公園のシンボルでもあり、月見山駅から須磨離宮公園までの道しるべに描かれているバラも、この茜離宮です。(商標登録までされている)
花の見頃は5月頃。レストハウス前の噴水前に植えられていました。
またこうべ花時計の移転前の最後のデザインにもなりました。
※公式サイト:神戸市立須磨離宮公園
おまけ
私が訪れた日は植物園で食虫植物の展示がありました。ハエトリソウって意外に小さいんですねぇ。(ICOCAは大きさを比較するために写しています)