公開 : 2023/1/8
境内に入って眺めてみると、和風庭園のようです。
こちらが本殿。
神社に時代を感じますが、この神社は1945年の神戸空襲で焼失し、社殿は1960年代に建てられたものだそう。
でも、その中で江戸時代から残るものもあります。それが、この石碑。
同じ碑が2つありますが、右が江戸時代の現物。左が昭和時代になって右の碑を復元したもの。これは「迷い子のしるべ建て石」とよばれ、江戸時代には全国にあったそうですが、現存しているのは珍しいそうです。
この神社は旧西国街道沿いにあり、江戸時代、家族旅行中に迷子を出した親は、子供の特徴や年齢、連絡先を紙に書いて、この碑に貼り付け、また、逆に迷子を預かっている人も、その子どもの特徴や連絡先を紙に書いて、この碑に貼り付けておくと、双方がこの石碑に迷子の情報を確認に来るため、意外にも迷子は解決できたそうです。
今で言えば、尋ね人専用の伝言板ですね。でも今だと個人情報保護が厳しいので成り立たないかも。
境内に祀られた「神馬」。背景(足下)には電車も走ってます。
なお、この神社では毎年1月18〜19日に厄除大祭が開かれています。もし厄年の方は厄落としにいかがでしょうか。ちなみに祭神は応神天皇。
※公式サイト:みなと八幡神社