2026年の神戸建築祭では旧加藤海運本社ビルの内部が公開されました。およそ3年ぶりにここを訪れましたが、相変わらずの廃墟っぷりです。
当日は朝一番に到着したのですが、既に長蛇の列。並んでいる間、ガイドによる解説があり、その中で旧加藤海運ビルの竣工年は、加藤海運の社史から1937年ごろではないかとの話がありました。
玄関を入って右側が2階へ上がる階段です。日中でも照明がないため薄暗いです。
ちなみに1階は倉庫として使われているため公開はされませんでした。
階段を上がってきたところの手すりと壁の丸窓
外から見ても特徴的なアール部分の窓を内側から。よく見るとポートタワーも見えます。
実は2階は、国内外の映画やドラマのロケ地としても使われています。有名なところではベネチア国際映画祭・銀獅子賞を受賞した『スパイの妻』。ここは貿易会社として登場。作品中、登場場面はこの窓で、すぐ見つけられます。なお室内にはセットの一部がそのまま残されていたりするそうです。
隣の部屋への扉。
天井からぶら下がる蛍光灯が廃墟感を漂わせます。
そして二股ソケットの電球が垂れ下がる部屋。神戸建築祭で訪れたとはいえ、これが、この建物内で唯一の照明でした。つまりほかの部屋は照明はありません。
丸窓に保護のためのシートが被されていることから、この部屋も映画かドラマで使われたのかも…
ここにも照明はなく、窓からの陽射しで中がわかる程度の明るさしかありません。
実は陽射しも差し込まない廊下やトイレなども見て回りました。これらは昼間でもスマホのライトがないと進めないほどの暗さでした。
角部屋。天井の扇風機がシブい!
そして、久しぶり明るいところへ出てきた😅
屋上塔屋には二段ベットが配置された寝室らしき狭い部屋。実はこの部屋、写真には映っていないのですが、撮影している私の右側の窓は割れたままのガラスが放置されていました。
屋上に出てきました。港が一望できます。
謎の寝室があった塔屋。
屋上から2階へ下りる階段。
1階玄関の階段。下りるときに気付きましたが、こんなタイル貼りの床になっていたんですね。
改めて建物を振り返ってみました。
※公式サイト:加藤海運グループ(沿革のページにこのビルの写真が掲載されています。ちなみに現在は持ち主が変わっているそう)