公開 : 2022/6/4
大阪行き当たりばったり散歩で逸翁美術館から池田駅へ戻る途中、私好みの廃商店街らしい場所を見つけました。これぞ、行き当たりばったり散歩の醍醐味ですね。
この木製アーケード、神戸市兵庫区の荒田廉売場跡よりは短いですが雰囲気はそっくり。アーケードをくぐると店舗のような跡も見られるので、もともとは商店街だったことは明らかです。
神戸へ帰って、ここはどういう場所なのか調べてみましたが、わかりませんでした。が、Instagramのコメント欄で情報が寄せられました。
コメント欄で教えていただいたブログによると、ここは本町公設市場(池田町公設市場)という大正時代から終戦直後まで存在していた市場だそうです。
1924年開設、1927年に火事で焼失、1944年に疎開道路建設のために取り壊されます。終戦後1947年に現在地で再興するものの1951年ごろに消滅したとのこと。
市場が消滅して70年近く経ちますが、アーケードがその名残を現在に伝えています。
※参考サイト:昭和初期に賑わった本町公設市場 (いけだより♪)