神戸の歴史的建築は異人館やモダン建築しかないと思われがちですが、茅葺き屋根の古民家だってあるのです。その一つが内田家住宅(兵庫県指定重要文化財)です。
内田家住宅は江戸時代中期に建てられ、築250年は経っていると考えられています。
今でこそ北区鈴蘭台西町にありますが、江戸時代、西小部村という村で、天皇家の領地でもあったそう。内田家は江戸時代以前から代々続く庄屋でした。
茅葺き屋根は主にススキとヨシが用いられ、最大60cmの厚さで葺かれ、冬は熱を逃がさず、夏は深い軒の構造から涼しく過ごせる構造になっています。
実は内田家住宅、内部公開は不定期なのですが、今回、幸運にも中にお邪魔することができました。母屋と同じく茅葺きの玄関をくぐると、そこは江戸時代にタイムスリップです。
※公式サイト:茅葺民家・内田家住宅