夜の海岸ビルヂングにやってきました。ライトアップが幻想的です。
1911年竣工。現代の灯りに照らされる明治時代の建物です。
私が訪れたこの日は1階に新しいお店が入ったらしく開店祝いの花が飾られていました。
玄関ホールから3階まで一直線に伸びる階段。戦前までは、この階段に赤絨毯が敷かれていたそう。その様子を思い巡らすと、われわれ一般庶民は立ち入ることが許されないほどの豪華絢爛な内装だったことでしょう。
海岸ビルヂングの特徴の一つである3階天井のステンドグラス。昼間は自然光を取り入れ。各階の廊下を照らしていますが、夜間は、電気で照らされるんですね。おそらく竣工当時はここまでの演出はなかったと思われます。
3階の様子。昔の映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気です。
このステンドグラスは、今でも竣工当時の雰囲気を出すため、ドイツのアンティークグラスが用いられているそう。
2階。天井からぶら下がる照明や扉のレトロ感がたまりません。
少しずつ階段を下りていきます。
玄関ホールの向こうは、一気に21世紀の現実へ戻されていきます。